「てんでんこ」は、「各自」「めいめい」を意味する名詞「てんでん」に、東北方言などで見られる縮小辞「こ」が付いた言葉です。
三陸地方は東日本大震災以前にも大きな津波による災害が何度も起きています。
その災害の防災教訓として「津波てんでんこ」という考え方があります。
「津波てんでんこ」とは 「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」 という教えです。
本システムは災害等でてんでんこになった時に、連絡を取れないという不安をすこしでも軽減させるシステムとして、「てんでんこ」と命名しました。
※本文は 「津波てんでんこ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』 ( 2012年3月11日 (日) 07:09 UTC )より一部文章を引用しております。